僕の新コーナー「ギグリーくんさんぽ」がスタート!!
北は北海道から南は沖縄まで、全国の映画館を紹介していきます!
記念すべき第1回は、北海道札幌市にある映画館「サツゲキ」です!映画館を運営しているスガイディノスで働く荒井さんにインタビューしました。 クスクスッ
「サツゲキ」は2020年7月にオープンしたばかりの劇場なんだよね!
荒井さん:もともと「ディノスシネマズ札幌劇場」として1968年の開館以来およそ50年間にわたって札幌で上映を続けていましたが、2019年6月に閉館し、その後、場所を移して新しく「サツゲキ」として復活しました。「サツゲキ」では、映画館としてだけではなく、カフェ「cotone coffee」を併設し、ポップアップストアやシアターレンタルを行うなど、地域に密着しながら、文化の発信地として活動しています。
ここに来るまでの駅からのアクセスも良く、映画館周辺も賑わってるね!
荒井さん:すすきの駅から徒歩5分、狸小路商店街の中にあるので、お買い物や飲食店、ボーリングやゲームセンターなどお店が充実しています。今はコロナ禍で閉まっているお店も多いですが、宣言も解除されましたし、もう少し落ち着いたら、お昼はお買い物がてら、夜は映画を観た後にお酒を飲みに行くこともできます。
外から見ると、大きな「サツゲキ」の文字が目を引くんだけど、中に入ると、これまたオシャレで、写真映えします!どんな映画館か教えて~!
荒井さん:ロビーはコンクリート打ちっぱなしで、天井からは間接照明を吊るしています。スタイリッシュでおしゃれな内装が気に入っています。4つのシアターもそれぞれ椅子や壁の色が違い、雰囲気が異なります。シアター1は壁も椅子も赤で統一、社長のこだわりです。シアター2は赤黄青の椅子をまだらに配置しポップに、シアター3はゴールドの椅子でシックに、シアター4は真っ青な壁がポイントです。
シアターによって席数も大きく異なるんだね。
荒井さん:最大キャパのシアター1の200席から順に、シアター4の170席、シアター3の48席、一番小さいシアター2は28席です。シアター4は音響も良く、ステージに舞台袖もあるので、ライブにも向いています。定期的に吉本興行さんのお笑いライブも行っているんですよ。コンパクトなシアター3では、登壇者とお客様の距離が近くなるので、トークイベントを行うとQ&Aが盛り上がります。その他にも、シアターレンタルとして、北海道で撮影をした映画の試写会や、地元の企業様の入社式や会議にもご利用いただいています。
映画館での入社式は忘れられない思い出になりそう!サツゲキは、普段、何本ぐらいの作品を上映しているの?
荒井さん:4スクリーンで約10~13作品を上映し、毎週最低でも3~4本の新作を公開しています。スケジュールが組みやすいと言って、1日も何作品もはしご鑑賞されるお客様も多いです。単館系作品をメインに、昨年ですと『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』など大作も上映するなど、多種多様な作品を上映しています。
ギグリーボックス配給の『天外者』も、2020年12月11日の封切から2021年6月24日まで半年以上、日本で一番長く上映してもらいました!
荒井さん:サツゲキにとっても、『天外者』はオープン以来一番長く上映した作品です。今までにない作品、お客様に出会えたのが『天外者』です。お客様の熱い想いと温かい心に触れることができました。上映終了日に、田中光敏監督の舞台挨拶を実施出来たことが最高の思い出となっています。
そういってもらえると嬉しい限りです!その他にも印象深い思い出があれば教えて!
荒井さん:2020年の7月にはサツゲキオープン1周年を記念して、毎週末舞台挨拶を実施しました。『れいこいるか』いまおかしんじ監督、『JUNK HEAD』堀貴秀監督、『アフリカン・カンフー・ナチス』セバスチャン・スタイン監督と秋元義人さん、『ねばぎば新世界』上西雄大監督、『もぎりさん』片桐はいりさんにお越しいただき、個性的で魅力的な監督や俳優さんにお会いすることが出来ました。お客様からの反応も良く、映画の理解も深まりますし、今後も舞台挨拶やトークイベントは積極的に行いないと思っています。
併設のカフェ「cotone coffee」もとっても素敵な空間だね。メニューがすごく充実していてビックリ!
荒井さん:映画館のコンセッションですと、提供までに時間をかけることができないのでメニューが限られてしまいます。カフェスペースを設けることでお待ちいただくこともできますし、映画鑑賞前後のちょっとした時間潰しにもなります。カフェで購入したものはシアター内でも召し上がっていただけますし、カフェだけご利用されるお客様もいらっしゃいます。
荒井さんイチオシのメニューを教えて~?
荒井さん:自慢のコーヒーとプレミアムチーズドッグです。コーヒーは2種、レギュラーメニューのコトンブレンド、そして季節がわりでシーズナルコーヒーを用意しています。濃厚なチェダーチーズと、北海道で有名な「ミルキーポーク」というソーセージを使ったチーズドックは、食べ応え抜群です。ぜひ映画のお供にしていただきたいです。
クラフトビールも気になりました!
荒井さん:ビールはオープン当初より販売していましたが、緊急事態宣言明けの昨年10月から新しく2種類のクラフトビールを販売しています。今後も定期的に新しい種類のビールを仕入れたいと考えています。
映画だけでなく、カフェスペースもあわせて利用したい、そんな映画館!最後に読者の皆さまに一言お願いします。
荒井さん:コロナ禍の中、まだまだ厳しい状況ですが、スタッフ一同、お客様の安全を守るべく日々努力しておりますので、ぜひ映画は映画館でご覧ください。
荒井さん、本日はありがとうございました!
スガイディノスで働く荒井さん
●サツゲキ
〒060-0062
北海道札幌市中央区南2条西5丁目6-1 狸小路5丁目内
TEL:011-221-3802
公式H.P.:https://www.sugai-dinos.jp/cinema/sapporo/
公式Twitter:https://twitter.com/satsugeki_